投稿者「海部 健三」のアーカイブ

デンマーク、水産業活性化へ期待(日刊 世界のウナギニュース2016年7月12日)

★デンマーク、水産業活性化へ期待
デンマーク政府が水産業に力を入れている。このほど発表した成長計画では、1600の新規雇用、生産量増加(4万から8万t)、輸出額増加(1億2千万DKK(約16億8千万円))を見込んでおり、2016-2017年には8,700万DKK(1億2,200万円)を拠出する。デンマークでは、養殖場を大きく近代的で環境負荷の低いものに更新する他、若手育成にも力を入れており、中部のKoldingにある職業訓練学校Hansbergでは、ウナギやマスなどの養殖や流通について学べるようになっている。
“Ny vækstplan for akvakultur skaber jobs til unge med unik uddannelse i Kolding” (Fredericia Avisen、DK)
http://fredericiaavisen.dk/ny-vaekstplan-akvakultur-skaber-jobs-unge-unik-uddannelse-kolding/
Hansburg水産コースのページ:http://www.hansenberg.dk/uddannelser/erhvervsuddannelser/landbrugsuddannelsen/akvakultur-fisk-i-dambrug-og-havbrug/

★スリランカで巨大ウナギ発見
スリランカ中部KekirawaのMahaweliタンクで5フィート(約180cm)のウナギが発見された。ウナギはその後Dehiwala国立動物園に引き渡された。
“Giant eel found in Kekirawa” (Puvath,LK)
http://www.puvath.lk/news.php?newsid=185700&hl=en

★ウナギ味ナマズ イオンで販売開始
イオン株式会社が11日、今月下旬から一部店舗でウナギ味のナマズを販売すると発表した。土用の丑の日の目玉商品として販売する。現在は供給量が少ないため販売店舗数が限られているが、ナマズの開発研究を行っている近畿大学は今後大量生産をしていきたいとしている。
“ウナギ味ナマズ、販売へ=丑の日の目玉-イオン” (時事ドットコム、日本)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016071100691&g=eco

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

水産庁、2017年漁期シラスウナギ池入れ量据え置き(日刊 世界のウナギニュース2016年7月11日)

★水産庁、2017年漁期シラスウナギ池入れ量据え置き
水産庁は8日、2017年漁期のシラスウナギ池入れ量を前年同様21.7tにすると発表した。この数字は3年連続同じ。日中台韓間での書面により合意された。
“ウナギ養殖量、現状維持=3年連続同水準、日中など合意-水産庁” (時事ドットコム、日本)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016070800868&g=eco

★デンマークでウナギ稚魚1万1000匹放流
デンマーク北部Ajstrup湾のMariagerfjordで10日までにウナギの稚魚1万1000匹が遊漁者らにより放流された。1匹あたりおよそ体長10cmで単価は2DKK(日本円約30円、ヨーロッパ南部から輸送されてきた。デンマーク全体では今年150万匹のウナギが放流される予定で、10%は海水域、40%は河川、50%は湖で行われる。
“Åleudsætning i Mariagerfjord – Nyt liv til fjorden” (Fjordavisen、DK)
http://www.fjordavisen.nu/?Id=17348

★うな丼の未来IV開催、研究者らが議論
9日、東京大学で「うな丼の未来IV 丑の日のあり方を考える」が行われた。研究者らが保全策、シラスウナギの来遊時期の変化、養鰻業の歴史、ウナギ味のナマズの養殖研究について発表し、議論が行われた。
“科学がうなぎ救う!?「うな丼の未来」を考える(16/07/09)” (ANN NEWS、日本)
https://www.youtube.com/watch?v=lFM3rGf3CwE

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うなぎ蒲焼 食べて一部募金(日刊 世界のウナギニュース2016年7月7日)

★うなぎ蒲焼 食べて一部募金
生活協同組合ユーコープが6日から、静岡県などの一部店舗で、蒲焼1点につき3円を完全養殖の研究費として寄付する「うなぎぼきん」を始めた。宅配は29日受付分まで、店舗は8/2まで。この取り組みは今年で2年目。生協ではウナギの消費だけではなく保全にも目を向けるよう消費者に対して呼びかけている。
“ウナギ食べて守って ユーコープ、売り上げ一部養殖研究へ” (静岡新聞SBS、日本)
http://www.at-s.com/news/article/economy/shizuoka/unagi/257838.html

★サルガッソ海で異変? ホンダワラ、大量打ち上げ
アフリカ西海岸に面するシエラレオネの浜に打ち上げられた大量のホンダワラ属藻類が腐敗して問題となっている。現在、重機による清掃が行われているが多くは残ったままだ。この藻類はヨーロッパウナギ、アメリカウナギの産卵場だとされているサルガッソ海に繁茂する。大量打ち上げは、メキシコ、カリブ海とアフリカ西海岸で2011年に初めて見られ、2015年は特に量が多かった。米Southern Mississipi大学ガルフ沿岸研究所(the Gulf Coast Research Laboratory at the University of Southern Mississippi)のFranks研究員は、海水の水温上昇
かアフリカから流れる栄養塩の変化により、藻類の成育地が赤道付近まで拡大し、大西洋の両岸に流されたのではないかと考えている。
“Seaweed smothers beaches in Sierra Leone” (Al Jazeera, QA)
http://www.aljazeera.com/news/2016/07/seaweed-smothers-beaches-sierra-leone-160706093304524.html

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南太平洋のウナギ7種 大規模生態調査へ(日刊 世界のウナギニュース2016年7月6日)

★南太平洋のウナギ7種 大規模生態調査へ
東京大学や日本大学などを中心とした世界9か国の研究機関が7/11から10/4まで、これまでほとんど研究されてこなかった南太平洋に成育するウナギ7種の航海調査を行う。グアム周辺からタヒチ島沖で、仔稚魚や卵の採集や水温などの成育環境を分析する。研究チームは調査結果がウナギの完全養殖に役立つとみている。
“東大などがウナギ本格調査、“謎”を解明し安定確保へ” (TBS News i、日本)
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2813756.html
“東大など、ニホンウナギ以外の7種を南太平洋で調査” (日本経済新聞、日本)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG05H6R_V00C16A7CR8000/

★スーパーはより倫理的な行動を デンマーク
デンマークのスーパーでは、消費者が倫理的選択ができるようラベルが張られているが、その数は100以上あり、消費者の混乱を招いている。また、絶滅危惧種であるウナギや森林伐採により生産されているパーム油が安く売られていると、その商品の背景を知らない消費者が意図せずサステナブルでない行動をとる事につながる可能性があると筆者は懸念している。販売者はその商品の生産過程を示したり、どのように持続可能な利用に対して取り組んでいるかを具体的に消費者に伝えるべきだとされている。
“Seeberg: Supermarkeder skal proppe mere etik i køledisken” (Kristeligt Dagblad, DK)
http://www.kristeligt-dagblad.dk/sundhed-helbred/etik-i-koeledisken

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久米島でニホンウナギ発見(日刊 世界のウナギニュース2016年7月4日)

★久米島でニホンウナギ発見
5月下旬に久米島のクルマエビ養殖場でニホンウナギが発見されていた。沖縄ではオオウナギがよく見られるがニホンウナギは稀。体長は60cmほどで、現在は久米島ホタル館で飼育されている。
“ニホンウナギ 久米島で発見 県内でまれ ホタル館で公開” (毎日新聞、日本)
http://mainichi.jp/articles/20160702/rky/00m/040/002000c

ドローンでカワウ対策(日刊 世界のウナギニュース2016年7月1日)

★ドローンでカワウ対策
カワウはウナギやアユなどの魚類を捕食する。1970年代には絶滅が危惧されたが1980年代から急増し、漁業者が経済的な打撃を受けている。これに対し全国内水面漁業協同組合連合会は、銃器による駆除やテグスを張って侵入を防ぐなどの対策をとってきたが、今年から新たにドローンを導入した。巣にドライアイスを運び、卵が孵化できなくなるようにするという。カワウによる被害額は全内連の試算によると、平成20年は103億円にのぼった。
“漁業に大打撃 追跡…カワウの実態” (テレビ東京、日本)
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/special/post_114019/
全国内水面漁連の関係者に対する駆除告知:
http://www.naisuimen.or.jp/jigyou/kawau/h28kawauissei.pdf

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日刊 世界のウナギニュース(2016年6月30日)

★名古屋城の外堀でウナギ発見
★EMPを見直そう Dekker教授が呼びかけ
★仏政府 ウナギの放流事業に対し最大200万€出資
★ヨーロッパ最後の未開発大型河川にダム建設か

★名古屋城の外堀でウナギ発見
愛知県の名古屋城の外堀で25日、なごや生物多様性保全活動協議会による生物相調査が行われた。過去に目撃情報があり今回の調査のターゲットとしていたアリゲーターガーは確認できなかったものの、ウナギ、ライギョ、ニホンイシガメなどが見つかった。
“ウナギやスッポン確認 名城外堀で市民ら調査” (中日新聞、日本)
http://www.chunichi.co.jp/article/aichi/20160630/CK2016063002000055.html

★EMPを見直そう Dekker教授が呼びかけ
スウェーデン農業科学大学のWillem Dekker教授が、ウナギ管理計画(Eel Management Plan, EMP)を見直そうと呼びかけている。EMPはEU加盟国が2007年から行っている保全策で、銀ウナギの40%以上(1980年以前の)を降河させるなどの目標が設定されている。Dekker教授は、達成のための計画は国ごとでなされているが国家間での協力や計画のフィードバックがない、統一性がなく目標が達成できていないと現状の問題を指摘。保全活動や評価を各国で今すぐ行うべきだと主張している。
“EUROPEAN EEL MANAGEMENT NEEDS TO BE REFOCUSSED!” (The Sustainable Eel
Group, UK)
http://www.sustainableeelgroup.org/2016/06/29/european-eel-management-needs-to-be-refocussed/
Dekker教授のレポート:
http://icesjms.oxfordjournals.org/content/early/2016/06/20/icesjms.fsw094.full.pdf?keytype=ref&ijkey=Ob9mjntGz1S9x3P

★仏政府 ウナギの放流事業に対し最大200万€出資
フランスの環境・エネルギー・海洋省は29日、EUのウナギ管理計画達成のために行う放流事業に対し、総額で最大200万€出資すると発表した。2016-2017年にかけて行われるものが対象。
“Appel à projets 2016 pour le repeuplement de l’anguille” (フランス政府,
FR)
http://www.developpement-durable.gouv.fr/Appel-a-projets-2016-pour-le.html

★ヨーロッパ最後の未開発大型河川にダム建設か
アルバニアのVjosa川では現在、巨大ダムの建設計画が持ち上がっている。Vjosa川は全長270kmの、ギリシャ北部からアドリア海まで流れる、北極圏を除くヨーロッパでは最後の自然のままの姿が残されている大型河川である。この川はウナギが成育場としても利用している。バルカン半島の河川には他にも、絶滅が危惧されているドナウイトウ、淡水二枚貝、また周囲にはバルカンオオヤマネコも生息している。経済監視機関のBankwatchは、バルカン半島の国々では現在、建設計画中あるいは建設中の水力発電プラントが1,355基あり、うち半分は自然保護区になっていると報告している。また、欧州復興開発銀行などが貸付を行っている75の水力発電事業(8億1,800万€)のうち30事業が自然保護区に直接的な影響を及ぼしている事、同銀行などでは保護区における事業への拠出が当たり前になっている事などを指摘している。
“Europe’s Last Wild Rivers Could Soon Drown [Video]” (Scientific American, US)
http://www.scientificamerican.com/article/europe-s-last-wild-rivers-could-soon-drown-video/

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日刊 世界のウナギニュース(2016年6月29日)

★カナダニューブランズウィック州最大の私設自然保護区誕生へ
★その鰻、有毒につき
★ヒトも捕食者 科博特別展「海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―」
★スペインの水産物生産量、前年比10.2%増加

★カナダニューブランズウィック州最大の私設自然保護区誕生へ
カナダ東部ニューブランズウィック州最大の、850万㎡の土地がカナダ自然保護協会(The Nature Conservancy of Canada、山岡訳)により新設された。保護区にはアトランティックサーモンやアメリカウナギが成育するBartholomew川も含まれている。
“Nature Conservancy protects vital salmon habitat with New Brunswick
reserve”(Global NEWS,CA)
http://globalnews.ca/news/2791539/nature-conservancy-protects-vital-salmon-habitat-with-new-brunswick-reserve/
“Nouvelle aire de conservation dans la région de Miramichi” (acadie
nouvelle, CA)
http://www.acadienouvelle.com/actualites/2016/06/28/nouvelle-aire-de-conservation-region-de-miramichi/

★その鰻、有毒につき
オランダでは2011年からほとんどの内水面においてウナギの捕獲が禁止されている。Van den Dungen博士が、月に最低150gのウナギ(汚染地域産も含む)を食べている80人を検査した結果、汚染されていないウナギを食べている人よりも、ダイオキシン様物質が2.5倍、PCBレベルなどが10倍高い事がわかった。DNAへの影響も調査し、免疫系の機能やガンなどに影響するメチル化が起きている事がわかった。博士は、毒物学者は警告を出していないが健康に影響が出る可能性があるとして、釣りが禁止されている地域のうなぎは食べないよう呼び掛けている。
“Eel eater consumes a lot of poison” (RESOURCE、NL)
http://resource.wageningenur.nl/en/science/show/Eel-eater-consumes-a-lot-of-poison-.htm

★ヒトも捕食者 科博特別展「海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―」
東京都の国立科学博物館で特別企画展「海のハンター展 ―恵み豊かな地球の未来―」が開かれる。「捕食」に注目しサメなどの標本を多数展示。ヒトも捕食者であるという観点から、クロマグロやニホンウナギなどの資源についても考えるコーナーも設けた。7/8~10/2まで。
“国立科学博物館「海のハンター展」でホホジロザメに遭遇” (NEWSALT,日本)
http://newsalt.jp/culture/%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%8D%9A%E7%89%A9%E9%A4%A8%E3%80%8C%E6%B5%B7%E3%81%AE%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E5%B1%95%E3%80%8D%E3%81%A7%E3%83%9B%E3%83%9B%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%82%B6

★スペインの水産物生産量、前年比10.2%増加
スペインの2015年の水産物生産量は前年比10.2%増の4万8千t(292百万€相当)だったとEU漁業水産物市場観測サイト(EU Market Observatory for Fisheries and Aquaculture products,EUMOFA、 山岡訳)が発表した。主な水産物はシーバス、タイなどでウナギは6番目に多かった(380t、360万€)
“Spain and Ireland show aquaculture growth” (FISHupdate, UK)
http://www.fishupdate.com/spain-and-ireland-show-aquaculture-growth/

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

日刊 世界のウナギニュース(2016年6月28日)

★インドの釣り祭りで「毒流し」使用
インド北部ガルワール地方のマッソーリーで27日、同地方で唯一の釣り祭り”
Maun”が開かれた。140の村から参加者が集まり、ウナギを含む2500ポンド(約1,130kg)の魚を自宅へ持ち帰った。この祭りではTimruと呼ばれる、山椒の木の皮から作られた漂白剤作用を持つ粉を川に流し、意識を失った魚を漁獲する。かつてガルワール王が、地域連携と、川を除菌してモンスーンの時期に魚が産卵のために遡上できるようにする目的で行ったとされている。しかし、Timruの使用により漁獲が減少したなど不満の声も挙がっている。
“25-quintal fish netted in Maun festival” (The Tribune, ID)
http://www.tribuneindia.com/news/uttarakhand/25-quintal-fish-netted-in-maun-festival/257781.html

*Timruはサンショウの一種だが使用量が多い事、またこのイベント自体が生態系を攪乱しているため、規制とモニタリングが必要だとする論文が発表されています。(リンクのp.81)
http://nopr.niscair.res.in/bitstream/123456789/26031/1/IJTK%2013(1)%2070-86.pdf

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

日刊 世界のウナギニュース(2016年6月27日)

★アメリカウナギの保全 長く厳しい道のり
アメリカウナギはIUCNのレッドリストで絶滅危惧種とされている。最近の研究では、ウナギ資源の回復には下流の魚道は効果的でないとする結果が出ており、アメリカ地質調査所の生物学者Haro博士と、コンテ回遊魚調査センター(Conte Anadromous Fish Research Center、山岡訳)は本当に効果的な装置を探索している。博士らはこのほど、気泡により作られる水流でウナギをダム上流へ運ぶ”コンテ気泡ポンプバイパス(Conte Airlift Bypass)”を発明し、ヨーロッパとニュージーランドで試運転が計画されている。ウナギ資源の回復には、この他ダムの撤去や、ダムの流水量増加、上流の魚道設置などが必要としている。
“FOR THE ENDANGERED AMERICAN EEL, A LONG, SLIPPERY ROAD TO RECOVERY” (Jstor Daily, US)
http://daily.jstor.org/endangered-american-eel-a-long-slippery-road-to-recovery/

★香港のうなぎからマラカイトグリーン検出
香港政府は24日、九龍の卸売業者の「廣深魚欄」で扱っているうなぎ6サンプルのうち1つからマラカイトグリーンが検出されたと発表した。食品安全センター(The Centre for Food Safety,山岡訳)では汚染容器に入っていた商品の販売禁止令を出したが、業者によると既に全て販売済みだという。同センターでは流通経路を追跡する予定。
“CFS finds traces of malachite green in eel sample” (香港政府)
http://www.info.gov.hk/gia/general/201606/24/P201606240865.htm

★セントローレンス川の生物について学ぼう Fish and Eel Day開催
カナダのオンタリオ発電所ビジターセンター(Ontario Power Generation Visitor’s Centre)で25日、Fish and Eel Dayが開催され、参加者はSt. Lawrence川の生物多様性と外来種・在来種について学んだ。外来種として特に問題になっているアジア産のコイ(特にソウギョ)や、化学汚染、ダム、タービンによる成育場の減少によりウナギなどの在来種が脅かされていると説明。ウナギの移動を助けるには、ウナギ梯子が効果的だとした。このイベントは毎年、セントローレンス川環境科学研究所(St. Lawrence River Institute of Environmental Sciences)によって開かれている。
“Fish experts school the masses on eels” (Seaway News, CA)
http://www.cornwallseawaynews.com/News/2016-06-26/article-4571498/Fish-experts-school-the-masses-on-eels/1

★ナショナルサイエンスフェスティバル、開催へ
豪では8/11-21、国全体のイベントとして、ナショナルサイエンスフェスティバルが開催される。世界中の著名な科学者による講演や展示、コンサートなどのイベントがある。このうち、同期間内にシドニーで行われるシドニーサイエンスフェスティバルでは20日、Parramatta公園で、The Secret Life of Eelsと題したウナギの生態に関する講演が開かれる。シドニーサイエンスフェスティバルは昨年130のイベントがあり、3万9千人が参加した。
“Sydney Science Festival 2016 Program Announced” (Scoop, NZ)
http://www.scoop.co.nz/stories/WO1606/S00093/sydney-science-festival-2016-program-announced.htm