スペイン 養鰻生産量微増(日刊 世界のウナギニュース2016年8月9日)

★スペイン 養鰻生産量微増
スペインの海産魚類の2015年の養殖量が48,065tだった事が海面養殖業組合(Business Association of Marine Aquaculture Producers, APROMAR, 山岡訳)の最新の報告書により判明した。このうち、ヨーロピアンシーバスが飛躍的に増え、前年比22.7%増の21,324tだった。ヨーロッパウナギの養鰻による生産量は380tで、前年比3.8%増だったという。
“Farmed sea bass production records strong growth” (FiS, ES)
http://www.fis.com/fis/worldnews/worldnews.asp?monthyear=&day=8&id=86189&l=e&special=&ndb=1%20target=

★貧困対策にカニ、タウナギ養殖 バングラデシュ
バングラデシュ南東部KhulnaのDumuria upazilaは、国内のカニやタウナギ養殖事業地として選定されており、貧困層の女性の経済的独立を目的に実習を行っている。この制度を利用し、同地域のベスト女性企業家に選ばれたある女性は、今年の4月からカニ養殖を初め、47,000Tk(新卒大学生の給与約4か月分)の利益を得たという。稚ガニは付近の食品市場で購入するか天然のものを捕獲し、10-15日間成長させてからまた同じ市場で売られる。Khulna漁業局によると、生きたカニは輸出品としても価値があると見込まれており、限られた土地資源から早く高収入を得られるのに適していると語った。
“Crab cultivation changes lot of woman entrepreneur in Khulna” (The Financial Express, BD)
http://www.thefinancialexpress-bd.com/2016/08/08/41332/Crab-cultivation-changes-lot-of-woman-entrepreneur-in-Khulna
物価の情報:http://g-biz.asia/archives/2323

★和歌山県で伝統漁体験
和歌山県古座川町で6日、町内の子供を対象にしたウナギの伝統漁法(ウナギ石漁)体験イベントが行われた。このプログラムは、学校法人玉川学園による、グループ体験活動を通して課題解決能力を養う教育手法が参考にされており、来年度から本格的に行われるという。
“古座川で伝統のウナギ石漁” (紀伊民報、日本)
http://www.agara.co.jp/news/daily/?i=319082&p=more

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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