中国珠海市から活鰻4t日本へ(日刊 世界のウナギニュース2016年8月8日)

★中国珠海市から活鰻4t日本へ
先月27日、中国の珠海市(マカオに隣接する経済特区)の出入国調査検疫局(Entry-Exit Inspection & Quarantine Bureau、山岡訳)が、4tの活鰻(10万8千$相当)が日本へ向けて輸出されたと発表した。養鰻業者のZhuhai Xinyuan Aquaculture社ではこれまで蒲焼会社や消費者への直接販売など国内向けの供給を行っていたが、輸出収入が国内よりも40%高い事から、今年、100tの活鰻を追加で送る見込みだ。
“Zhuhai eels enter Japanese market” (珠海市、中国)
http://www.cityofzhuhai.com/2016-08/04/c_54953.htm

★ヤツメウナギ駆除か飲料用水か ゆれるChamplain湖
米バーモント州が5日、ヤツメウナギ駆除剤TFMを使用するために現在の飲料用水の基準を現在の35ppbから3ppbへ下げられるよう交渉していると発表した。1970年代の基準の正確さが問題となっている。散布が予定されているのはバーモント州、ニューヨーク州のChamplain湖の流域3か所だが、うち1か所(ShelburneのLaPlatte川)は適正な水質安全基準が決まるまで今後2年間は散布しない可能性もある。結果はバーモント州、ニューヨーク州、連邦政府により来週決定される。
“Drinking water worries may slow eel fight” (Rutland Herald, US)
http://www.rutlandherald.com/article/20160806/THISJUSTIN/160809754

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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