白鳳丸の調査 ニュージーランド、タヒチでも報道(日刊 世界のウナギニュース2016年8月4日)

★白鳳丸の調査 ニュージーランド、タヒチでも報道
白鳳丸の南太平洋におけるウナギの生態調査がニュージーランド、タヒチでも紹介されている。4日に仏領ニューカレドニアNouméaを発つ白鳳丸に、太平洋共同体漁業水産海洋生態系部(Pacific Community’s Fisheries, Aquaculture and Marine Ecosystems Division、山岡訳)のPickering教授とVourey氏が乗船する。Pickering教授は、南太平洋は最後の未知なる調査場所であり、ウナギ属魚類の保全や管理を考えていく上で必要な情報を集めたいと語った。Vourey氏はマグロの餌生物についても調査を行うという。白鳳丸は8/17に米領サモアPago Pagoへ、9/12には仏領ポリネシアのPapeeteへ向かう。
“Freshwater eels focus for Pacific marine researchers” (RNZ, NZ)
http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/310111/freshwater-eels-focus-for-pacific-marine-researchers
“Une mission scientifique d’observation des anguilles d’eau douce dans le Pacifique sud” (Tahiti Infos, TA)
http://www.tahiti-infos.com/Une-mission-scientifique-d-observation-des-anguilles-d-eau-douce-dans-le-Pacifique-sud_a151554.html

★イギリス 魚類大量死(8/3分続報)
1日に起きた北アイルランドClaudyでの魚類大量死の原因は、サイロの排水である可能性が示唆された。また、大量死はClaudyだけでなく、同地域よりも離れた下流域のCampsieでも起きていた事が判明した。当局では異なる汚染が別々に起こったのか、汚染源は1つなのかを調査している。北アイルランド環境局(Northern Ireland Environment Agency , NIEA, 山岡訳)では飲料用水としては問題ないとしているが、漁業への影響が大きく、East Londonderr地区のCampbell代議士は環境省に回答を求めている。Sinn Féin党のArchibald氏は、今回のような深刻な河川汚染に対して法が許す限りの厳しい罰則を設けるべきだと話した。
“River Faughan fish kill: Silage spill suspected” (BBC, UK)
http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-36950585

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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