魚1000匹以上が謎の大量死 北アイルランド(日刊 世界のウナギニュース2016年8月3日)

★魚1000匹以上が謎の大量死 北アイルランド
北アイルランド北部クラウディーのLondonderry川で1日、5-6kmにわたってウナギやサケなどの魚類1000匹以上が死んでいるのが見つかった。現在原因調査が進められている。調査員によるとここまで多くの魚が死亡したのは長年なかったという。
“Major fish kill in polluted salmon river in Claudy” (BBC, UK)
http://www.bbc.com/news/uk-northern-ireland-36958521

★ウナギ漁解禁 フランス
フランスのGironde県、Nouvelle Aquitaine地域圏は2日、同地域の沿岸域などで禁漁だったウナギやアゴーン漁が解禁された。(ただし、シラスウナギは除く)ウナギとアゴーンはPCB汚染されているとされていたが、食品環境労働衛生安全庁(l’Agence nationale de sécurité sanitaire de l’alimentation, de l’environnement et du travail ,ANSES)の検査により汚染されていない事が判明した。県はこれを機にANSESによる魚の消費呼びかけを期待している。*筆者は生物濃縮等の理由から、うなぎの消費はすべきでないとしている。
“Nouvelle Aquitaine : la pêche à l’anguille et à l’alose feinte à nouveau autorisée” (Sud Ouest,FR)
http://www.sudouest.fr/2016/08/02/nouvelle-aquitaine-la-peche-a-l-anguille-et-a-l-alose-feinte-a-nouveau-autorisee-2454938-4738.php

★アルジェリア政府 進まぬ河川汚染対策
アルジェリア北部Bejaja県のL’oued Soummam川では工場からの未処理廃水が原因で化学汚染が進み、ウナギやバーベルなどが死に絶えつつある。対策を行っている工場もあるが政府は解決に向けた姿勢を見せておらず、2014年に初めて汚染が確認されて以降改善が見られていないという。
“Catastrophe écologique de l’oued Soummam (Bejaia) : où sont les responsables ?” (Le Matin d’Algérie, AR)
http://www.lematindz.net/news/21411-catastrophe-ecologique-de-loued-soummam-bejaia-ou-sont-les-responsables.html

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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