日刊 世界のウナギニュース(2016年6月22日)

★韓国の国立水産科学院が21日、ニホンウナギの完全養殖に成功したと発表した。2008年から研究が始まり、今年5月には二世代目の稚魚の飼育に成功していた。
“韓国でもウナギの完全養殖 日本に次ぎ成功” (東京新聞、日本)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201606/CK2016062202000126.html?ref=rank
https://www.facebook.com/nfrdikorea/videos/1036317376456651/

★ニホンウナギの筋肉から発見された蛍光たんぱく質UnaGが新生児黄疸の臨床検査に有効であるとする、神戸大と理化学研究所による論文が、英科学雑誌Scientific Reportsに掲載された。UnaGは黄疸の原因物質ビリルビンと結合すると蛍光を発するという。UnaGは2009年に鹿児島大の林教授らによって発見され、2013年には理化学研究所の宮脇チームリーダーらにより人工生産に成功。今後はより簡便な測定キットを開発していくという。
“赤ちゃん用黄疸検査キット=ウナギ蛍光たんぱく利用−神戸大など実用化へ” (時事ドットコム、日本)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062200049&g=soc
“ニホンウナギの光るたんぱく質UnaGによるビリルビン測定-赤ちゃんの黄疸管理の改善へ”(神戸大学)
http://www.kobe-u.ac.jp/NEWS/research/2016_06_21_02.html

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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