日刊 世界のウナギニュース(2016年6月21日)

★EUでは今年2月から、国際的な密猟と違法取引に対してEUがより積極的に行動していくために、EUアクションプランを施行している。これについてEU環境理事会は20日、本プランの支持を発表し、特にヨーロッパウナギやロシアチョウザメに関しては、EUが流通経路、末端市場としてだけでなく、流通源としても重要な役割を果たしているとも述べた。これに対しWWFは、発表の中で、財源、法令修正、報告など具体的な公約について言及すべきだった、今年の年末までにはアクションプランの進捗報告をする必要があるとしている。
“EU states commit to ending wildlife crime, but critical measures missing” (WWF EU)
http://www.wwf.eu/?271213/EU-states-commit-to-ending-wildlife-crime-but-critical-measures-missing

★米ミシガン州Long湖流出口のAlpenaでは6/27〜7/1にかけてヤツメウナギ駆除剤が散布される。合衆国魚類野生生物局が行う予定で、当局によると駆除剤はヤツメウナギ用ではあるものの、魚類、昆虫、広葉樹の葉の中には影響を受けるものもいるという。駆除は1950年代から行われている。
“Lamprey treatment planned for Long Lake Outlet near Alpena” (Wral.com , US)
http://www.wral.com/lamprey-treatment-planned-for-long-lake-outlet-near-alpena/15790940/#QgyE7ZHqoFseoPWs.99
“Sea lamprey control planned for northern Michigan stream” (Michigan Radio, US)
http://michiganradio.org/post/sea-lamprey-control-planned-northern-michigan-stream#stream/0

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