日刊 世界のウナギニュース(2016年5月4日)

★イギリスのうなぎフェスティバルは盛況のうちに幕を閉じた。
“Eel Festival welcomes thousands to the streets of Ely” (Ely Standard, 
UK)

★米オレゴン州で、カリフォルニアアシカがウナギやサケなどを食べており、漁業資源が減っているとして地元の漁師らが問題視している。カリフォルニアアシカは保護の対象であり、漁師らは対策を講じかねている。州の魚類野生生物局(The Oregon Department of Fish and Wildlife、山岡訳)は事態を数年見守っている状況だ。
“Fisherman: Hungry sea lions impacting local rivers” (Koin6, US)

★アルマゲドンならぬカルパゲドンがやってくる。
豪政府が1日、大量に繁殖しているコイの数を制限するため、2018年末までにコイヘルペスウイルス(cyprinid herpesvirus 3)をMurray川とその支流のDarling川に撒くと発表した。費用は1500万豪ドル(約1億2千万円)。豪州連邦科学産業研究機構(CSIRO)のMcRoll氏は、このウイルスはヒトや他の種への感染リスクは小さいとしているが、一方でNew South Wales大学のKingsford教授のように、予測していなかったような問題が起きる可能性もあると指摘する声もあ
る。
“Australia to destroy alien carp by releasing herpes into rivers” (New 
Scientist, UK)


世界的な水産物需要の高まりを受け、養殖魚用エサ市場が2013〜2019年の間に年平均11.4%ずつ拡大するとみられている(市場規模は2012年時点で577億$、2019年には1,226億$の予想)。養殖魚のエンドユーザーはウナギ、サーモンなど。
“Global Aqua Feed Market to Expand at 11.40% CAGR from 2013 to 2019 
owing to Growing Consumption of Fish.” (Industry Today, UK)

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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