日刊 世界のウナギニュース(2016年5月5日)

★フィリピン政府系銀行のフィリピン開発銀行が、初めて養鰻業者に対して貸付を行う。融資を受けるのはラグナ州のCacayan Aqua Ventures株式会社。同地域では1960年代にうなぎ産業が始まり、70年代には徐々に衰退していたが、近年、日韓台中などからの引きが強く、盛り返しを見せている。同社は、持続的な養鰻と蒲焼の密輸防止をしていくとし、養鰻から販売までを含めたうなぎ産業が地元に根付くよう事業を進めていく構えだ。
“DBP spearheads lending to sunshine eel industry” (Business Mirror, PH)

★イギリス南西部のDorset州では、環境庁、Westcountry Rivers基金、Frome, Piddle and West Dorset漁協、Friends of Rivers Groupが、Frome川などから、水門や堰などの人工障害物を協同で撤去した結果、産卵のためにサケやマスなどが遡上しに来ているなどの改善が見られている。ウナギや他の釣りの対象魚種の増加も期待されている。
“Dorset river partnership makes changes in bid to boost fish numbers” (Dorset Echo, UK)

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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