カナダのOtawa川でウナギ400匹放流(日刊 世界のウナギニュース2016年7月19日)

★カナダのOtawa川でウナギ400匹放流
カナダのOtawa川沿いのHawksberryで13日、ウナギ約400匹が標識放流された。カナダ野生動物連盟(la Fédération canadienne de la faune、山岡訳)とその組織によるもので、今回の放流前に2年間事前調査が行われていた。今回の放流は同川のCarillonダムとChaudièresダムにより困難になっている移動の補助を目的としており、森林野生動物公園省(Le ministère des Forêts, de la Faune et des Parcs、山岡訳)では本事業がこの地域のウナギ資源の回復に重要であるとしている。
“Ça grouille dans le ruisseau de la Brasserie!” (Info07.com、CA)
http://www.info07.com/Actualites/2016-07-17/article-4590724/Ca-grouille-dans-le-ruisseau-de-la-Braderie!/1

★ヨーロッパの重要研究拠点Bresle
フランス北部のBresleにある水・水生環境事務所 (Office national de l’eau et des milieux aquatiques, l’Onema)では1982年から科学者が研究に用いるデータが日々集められている。トラップで捕獲されたサケ、マス、ウナギの体重や年齢などの測定の他、河川における環境収容力を判断し、漁業の規制緩和か強化を判断するためのデータ収集も行われている。ウナギに関するデータ収集は1994年から始まり、1999年からは安定してデータが取られている。
“Une des stations scientifiques les plus importantes d’Europe” (L’
informateur Lécalaireur、FR)
http://www.linformateur-leclaireur.fr/poissons-une-des-stations-scientifiques-les-plus-importantes-d-europe_25332/

★クラッカーに怯えるペット 騒音が生物に及ぼす影響
インドでは祭り、結婚式、戦勝パレードの際にクラッカーが使用されているが、専門家は騒音による動物の神経系や心臓などへの影響を懸念している。動物に対する影響の報告例としては、2014年にExeter大学の研究者から発表された、船の騒音によりヨーロッパウナギが思うように泳げなくなり捕食されやすくなる事などがある。騒音がペットのストレスになっているという話は後を絶たないが、インドでは研究例が少ないのが実情だ。
“Sound pollution hits birds, animals’ ability to survive” (The Times of India,IN)
http://timesofindia.indiatimes.com/city/mumbai/Sound-pollution-hits-birds-animals-ability-to-survive/articleshow/53233429.cms

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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