日刊 世界のウナギニュース(2016年6月14日)

★5月初旬にお送りしたカルパゲドンのニュース(オーストラリアで、増えすぎたコイの駆除のため、コイヘルペスウィルスを散布する計画がある)が、再度報じられているようです。
“Carp-aggedon to clean rivers” (Warwick Daily News、AU)
http://www.warwickdailynews.com.au/news/carp-aggedon-to-clean-rivers/3044204/

★現在イギリスのEU残留についての議論が巻き起こっているが、イギリスよりもEU向けの輸出量が多い北アイルランドでは、深刻な経済的ダメージを受ける事が懸念されている。ある漁業組合では年間生産量の80%をEU(ドイツ、オランダ)に輸出しており、離脱した場合、関税がさらに課せられるため収益に影響が出ると話す。また、あるうなぎ産業従事者は、多くの人が地元のうなぎ産業に頼っているが、状況は毎年厳しくなっていっていると話した。
“Does Northern Ireland need the EU?” (Reuters,UK)
http://uk.reuters.com/video/2016/06/13/does-northern-ireland-need-the-eu?videoId=368899282

★デンマークでは、カワウによるウナギやサケの仔稚魚の捕食が問題になっており、7/1からカワウ猟の場所の拡大と期間の延長を行う。これに対しデンマーク鳥類学会(Dansk Ornitologisk Forening、山岡訳)は、魚類はカワウと漁業者
どちらにとっても十分いるので駆除は必要ないと主張している。
“DOF: Forkert at skyde flere skarver” (DR、DK)
http://www.dr.dk/nyheder/regionale/midtvest/dof-forkert-skyde-flere-skarver

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