日刊 世界のウナギニュース(2016年4月14日)

★アメリカではメイン州とサウスカロライナ州で唯一シラスウナギの採捕が行われている。メイン州では2015年に2,500ドル/ポンドという過去最高価格となったが、一方でサウスカロライナ州の単価は2015年は371ドル/ポンド、今年は70ドル/ポンドと年々下がり続けている。シラスウナギの来遊量が問題なのではなく、複雑な採捕者許可制度、採捕期間と最も需要がある期間とのずれなどが理由として紹介されている。
“The secretive and slippery world of glass eel fishing” (Charleston City 
Paper, US)

★フランス北部Dunkerquoisでは、レプトスピラ症などを媒介する可能性のあるネズミ科マスクラットの駆除を行っている。これはウナギなどの回遊魚の生息地を含む水圏環境改善を目的としたGDON Flandre maritimeプロジェクトの一環で、本プロジェクトはINTERREG(EU域内協力プロジェクト)の一つ。
“Dunkerquois: les rats musqués envahissent aussi les villes” (La Voix du 
Nord, FR)

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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