日刊 世界のウナギニュース(2016年3月11日)

★ノバスコシアの消防士が8日、野火を消火しようとした際水が出なかったため、給水栓を確認したところ、ナマズが詰まっていた。過去に、ウナギやトカゲも詰まっていたことがあるという。
“Firefighters Find Fish In Nova Scotia Fire Hydrant”(The Huffington 
Post, CA)
“Fish not the first to be found in equipment, say fire officials” (Farm 
Focus of Atlantic Canada, CA)

★カナダのNoerthumberland海峡の窒素の95%がプリンスエドワード島から流入していることが、研究者と学生の調査チームの4年間にわたる研究によって判明した。さらに、そのうち91%が同島の農業由来、うち57%がジャガイモ業由来(全体の49%)であった。プリンスエドワード島ポテト協会のDonald氏は、土や排水の管理努力をしており、2010年から窒素濃度は下がっていると主張する。また、同協会では「4R施肥推進運動」(適肥、適地、適量、適期に対応した肥料の施用を促す運動)も実施しており、特に環境改善になるような科学的な情報に対して興味を持っている、と話した。窒素濃度の上昇は無酸素状態の原因となり、ムラサキイガイ、カキ、ウナギなどに影響を及ぼす。
 プリンスエドワード島大学内のカナダ河川研究所(Canadian Rivers 
Institute:山岡訳)Van den Heuvel氏は、「窒素濃度の規制を厳しくすべきだ。農地の削減や、より良い栄養管理でより良い収穫量を得る方法などできる事は沢山ある」と語る。
 同研究チームは、堆積物についても調査を行ったが、どれくらいの量がどこから出ているのかについてはまだわかっていないという。同水域の河川では赤変が問題となっている。
“Most nitrates in Northumberland Strait are coming from P.E.I., 
researchers say”(Journal Pioneer, CA)
“Research finds most nitrates in Northumberland Strait come from P.E.I.”(The Guardian、CA)
”Nitrates threaten Strait?””(The Guardian、CA)

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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