日刊 世界のウナギニュース(2016年3月4日)

★2/29に日本でも報道された近大とマレーシアのサバ大学で共同の水産研究所を開設したニュースが、イギリスでも報道された。
近代ウナギへ布石、水産研が初の海外拠点 マレーシアに(朝日新聞)
“Malaysia, Japan Cooperate on Aquaculture Techniques”(The Fish Site, UK)

★スペイン南東部Murcia州のSegura川清掃プロジェクトが、Intenational River 
Foundationから2015年ヨーロッパ河川賞を受賞。Segura川は2000年代初頭にはヨーロッパでもっとも汚い川の一つとされていたが、Segura川水利連合(Confederación Hidrográfica del Segura)と自治体により10年以上浄化活動がなされていた。河川水は、浄化・再利用装置により、灌水に利用されるまでになり、ウナギやカワウソも戻って来るかも知れない、としている。
”River Segura clean^up project competes for European Prize”(Murcia 
Today,Spain)

★カナダ・アメリカの五大湖の一つ、Sperior湖で外来種であるヤツメウナギの数が増え続けており、対策が必要だと専門家がコメントしている。同湖ではヤツメウナギにより、マスや他の魚種が殺されており、五大湖漁業委員会は今夏にも、産卵河川にヤツメウナギ駆除剤3‐トリフルオロメチル‐4‐ニトロフェノール(TFM:3-trifluoromethyl-4-nitrophenol)を使い、現在4万〜6万匹いるとされる個体数を半減させる予定。近年、ヤツメウナギ対策はHuron湖とMichigan湖で重点的に行われ、成果がみられている。
(注:ヤツメウナギは、ウナギ属魚類とは全く別の生物グループに属します)
“Blood-sucking lamprey eel numbers increasing in Lake Superior” (CBC 
News Thunder Bay, Canada)

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