★342年ぶりにダム解放 アメリカ(日刊 世界のウナギニュース2016年11月11日)

★342年ぶりにダム解放 アメリカ
米マサチューセッツ州東部のThird Herring川にあるTack Factoryダムが来月撤去される。工事は来年1月に完了予定。North & South川流域協議会(North & South Rivers Watershed Association, NSRWA、山岡訳)とマサチューセッツ湾沿岸プログラム(the Massachusetts Bays National Estuary Program、山岡訳)とで行われる。この事業によりこの地域の生息地の86%が来春までに移動可能になるとされている。この事業は2002年から始まり、42万$(約4450万円)が州や国からの助成金などから出資されている。撤去予定のダムは植民地時代の建設時は土製で、製材所や製粉所の動力源として、産業革命時に再建された後は工場の動力源として機能していた。NSRWAのWoods理事は、このダムは海洋から最も近いダムであるため大きく悪影響をもたらしており、ニシンやウナギなどが何百年も移動できていないと話す。同氏は、ニシンはこの地域の地名の由来ともなっている象徴的な種だが90%が減少しており数年前には絶滅危惧種として指定されかけた。撤去によりそのレベルにまで達さないようにできればと話した。同川には本ダムを含めて4基の歴史のあるダムが設置されている。上流側の1つは2014年にYMCAにより撤去されているが、協議会ではさらに上流側にあるHanover Mall(ショッピングモールのようです、山岡注)が所有するダムも撤去したい考え。Jacobs Pondダムは撤去されず魚道が設置される予定。同州では3000以上のダムがあるが、そのうち200基しか現代の使用目的と合致していない。
“Tack Factory Dam to be removed” (Wicked Local Hanover, US)
http://hanover.wickedlocal.com/news/20161110/tack-factory-dam-to-be-removed

★全蒲連、水研に590万円寄付
9日、全国鰻蒲焼商組合連合会の涌井理事長らが国内のおよを250業者から集められた「完全養殖推進支援金」590万円を水産研究・教育機構に寄付した。同機構の宮原理事長は寄付金額としてはこれほどの金額の寄付は過去に例がないと話した。
“「完全養殖1日も早く」、ウナギ屋が思い込め水研機構に寄付”(日刊水産経済新聞)
http://www.suikei.co.jp/%E3%80%8C%E5%AE%8C%E5%85%A8%E9%A4%8A%E6%AE%961%E6%97%A5%E3%82%82%E6%97%A9%E3%81%8F%E3%80%8D%E3%80%81%E3%82%A6%E3%83%8A%E3%82%AE%E5%B1%8B%E3%81%8C%E6%80%9D%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%82%81%E6%B0%B4%E7%A0%94/

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