3日間で7人裁判 シラスウナギ違法取引 アメリカ(日刊 世界のウナギニュース2016年10月11日)

★3日間で7人裁判 シラスウナギ違法取引 アメリカ
4~6日までに米メイン州で7人がシラスウナギの密漁、密売買で有罪判決を受けていたことが判明した。7人合計で190万$超相当のシラスウナギが違法取引されていた。アメリカでは過剰な漁獲のため、養鰻はメイン、サウスカロライナ、フロリダ州の3州のみでしか許可されていない。メイン州、サウスカロライナ州はシラスウナギ漁を厳しく規制しており、漁業は免許制で全採捕量を州に報告しなければならない。一方フロリダ州はシラスウナギに関する規制はなく、採捕量の少なさが漁業を実質不可能にしている。7人とも違法行為であると知りながら取引を行い、さらに、密売と密輸の隠ぺいのため、メインまたはフロリダ州の養鰻許可を利用していた。今回の申し立ては、アメリカ魚類野生生物局が複数権限を持つ、アメリカウナギの違法取引調査”Operation Broken Grass”による。
“Seven Men Plead Guilty for Illegally Harvesting, Selling American Eels” (Kansas City InfoZine, US)
http://www.infozine.com/news/stories/op/storiesView/sid/65509/

★韓国でタラの完全養殖成功 世界初
韓国の国立水産科学院が11日、タラ(スケソウダラ?)の完全養殖に成功したと発表した。タラは日本が1世代目の人工種苗の生産技術に成功していたが、それ以降は進展がなかったという。
“タラの完全養殖 韓国が世界初の成功” (KBS World Radio, 韓国)
http://world.kbs.co.kr/japanese/news/news_Sc_detail.htm?No=61026&id=Sc

 

★危ない!高速道路にウナギ
7日までに、ニュージーランド北島のWaikato高速道路で、絶滅が危惧されているlong fin eelが見つかった。ウナギは幸い轢かれず救出された。ウナギが高速道路にいた理由は不明。
“Large eel slithers onto Waikato highway” (nzherald.co.na, NZ)
http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11724804

「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。

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