★アイルランドのアスローンで1日、ウナギの採捕禁止による影響をテーマにしたセミナーが行われた。
Carthy欧州議会議員は、アイルランド政府の採捕禁止令は目的としている資源量回復を達成しておらず、漁業者の生活を脅かしている事を認識し、新政府は救済基金を設立すべきだと述べた。Ní Riada議員は、資源量が少ないことを考慮してステークホルダー、特に漁業者には保護と持続可能な利用に向けた取り組みに関わってほしい、ESB(アイルランドの国営電力会社)はEuropean Eel Consultancyによると、シラスウナギトラップのモニタリングや維持を怠っていると指摘、ESBと来週今後の方針について話し合うと述べた。
“Impact of Eel fishing Ban examined” (Donegal Democrat, IE)
Europan Eel Consultancyの活動例
★カナダのオンタリオ州の環境保護団体が、林業、工業、エネルギー産業などが絶滅危惧種条例(Endangered Species Act、山岡訳)を免除できるようにしている規則を撤廃するよう求めている。同団体は、この規則により160の絶滅危惧種が重要な法的保護から外れ、生息地が破壊されたと主張している。Tessaro弁護士は、Ontario湖とSt.Rawrence川で99%減少したとされるアメリカウナギの事例が、この条例が絶滅危惧種の最後の砦になるという主張をよく説明していると話した。2013年の制定以来、この規則により1100以上の業者と開発が免除されている。
“Fate of Ontario’s endangered plants and animals hangs in balance” (Exchange, CA)
“Espèces en péril : des environnementalistes traînent l’Ontario devant la cour d’appel” (Radio-Canada, CA)
★イギリス南部のFrampton-on-Severnで5/1、シラスウナギ食べ世界選手権が40年ぶりに開かれる。この大会はシラスウナギが激減したため行われていなかった。
“Elver Eating World Championship in Frampton-on-Severn” (So Glos, UK)
「日刊 世界のウナギニュース」は 平日の(およそ)毎日、研究室スタッフの山岡が世界のウナギニュースを厳選し、海外のものは抄訳をつけてお届けします。